2021年は個人サイトCDN元年である事を予測します。熾烈なSEO競争を勝ち抜くためのCDN戦術とは
こんにちは!ResizeCDNを開発している松岡です。急ですが、今年から個人サイトでCDNを使って運営していくっていう流れが来ると思うんすよ。完全にポジショントークじゃねーかって言われれば確かにそうなんですが、その理由を説明してまいります。
目次
- 2021年 日本CDNの現状
- 今年5月からGoogleが完全にモバイルシフトをする
- 今まで以上にサイトスピードが重要視される
- 個人サイトでDNSを変更するのは障壁があるのでは
- そこでお手軽CDNであるResizeCDNが役に立つ
- ResizeCDNは導入がめちゃくちゃ簡単
- CDNのテストがお手軽に
- 圧縮と相性が良いのがResizeCDN
- 熾烈なSEO競争を勝ち抜くためのCDN戦術
- まとめ
2021年 日本CDNの現状
実はまだ日本でCDNを知ってる人ってエンジニア界隈か人気サービスを開発・運営している企業しかいなくて、導入までの道のりが困難な状況で正直、世界から比べたらここの領域はめちゃくちゃ遅れています。なんでこんなにも遅れているんだろうと深掘りすると国内のCDNサービスの企業にも問題があるんじゃないかなって感じています。
そこで個人向けにも意識を向けて開発したのがResizeCDNな訳ですが、ResizeCDNも様々な壁にぶつかっております。
- 企業自体がCDNに対する理解力が足りない
- サイトを運営する人のCDNに対する理解力が足りない
- サイト状況・導入方法も色々ありすぎて難易度が高い
- 本当は個人に使って欲しいがやはり理解力の壁が高すぎる
正直理由はいくらでも並べられますが、主に問題となっているのは上記4つなのかなと感じております。
だが!!着々とそんな事とはお構いなしに必要となってくる状況は刻々と迫ってきてるんです。
今年5月からGoogleが完全にモバイルシフトをする
完全にモバイルシフトしちゃうんですよね。その意味っていうのはSEOを深く知っている人ほど衝撃度が高いです。今年5月から今まで以上にITリテラシーの高い企業が運営するサイトがSEOで勝っちゃう流れがきます。
スマホサイト対応やらモバイルフレンドリーやらのお話はこの記事を読みに来ている時点で「釈迦に説法」だと思われますので省略致します。
今まで以上にサイトスピードが重要視される
スマホの性能の問題もあるのですが、サイト運営者が渡されている猶予は「0.4秒」しかない事を真摯に受け止めないといけません。
0.4秒で全てのコンテンツを読み込ませて表示させるという作業を行わなければならないわけで、その厳しい状況下でさらにユーザーの通信速度も副因と重なってきます。
正直、jsのライブラリを使った時点で無理ゲーなわけですが、CDNを使用する事によってここの余裕は生まれると考えています。
個人サイトでDNSを変更するのは障壁があるのでは
とは言ってもCDN(プル型の場合)の基本は「DNSを変更してCDNを導入する」事がマストになっているんですよね。
それって案外難易度高くありませんか?それも自動で全部切り替えちゃうんで1つエラーが起きた場合全てエラーになる所も個人的にはあんまり良くはないと考えています。
3年前だかにAirbnbのサイトがめちゃくちゃ遅くなった障害はCDNの問題だったわけです。(詳細は主題ではないので省きます)
そこでお手軽CDNであるResizeCDNが役に立つ
ResizeCDNはプル型のCDNではなく現時点ではプッシュ型のCDNであるわけですが、個人サイト運営者的にはメリットだらけなんです。というのも・・・
ResizeCDNは導入がめちゃくちゃ簡単
ResizeCDNはDNSの変更とか意味わからない事はしなくてOKなんです。
HTMLしか知らない人にもフレンドリーでPHPもわかる人にも大変便利なResizeCDNライブラリーを無料提供しています。
CDN自動変換ツール
このツールでHTMLを流し込んでCDNに対応したHTMLに自動で変換できる優れものです。なので手書きをする必要性は一切なし。
RsizeCDN ライブラリ
PHPを熟知しているのであればこっちの方が便利かも。PHP内でHTMLを流し込んで自動で変換する内製ライブラリ。
CDNのテストがお手軽に
画像をCDNにするとどうなるのかなーなんている事にもCDN自動変換ツールを使ってお手軽にテストする事が可能です。
Googleが提供しているPageSpeed Insightsでの点数が上がるかどうかなどをお手軽にテストしたいですよね?
上記のCDN自動変換ツールやRsizeCDN ライブラリを使用すればお手軽に変換してテストが簡単です。
圧縮と相性が良いのがResizeCDN
ResizeCDNライブラリを使用するとやはりPHP側での処理がありますのでその小さな遅れも0にしたいと思われます。そんな時にもResizeCDNライブラリ使用してページを表示するファイルに対してgzipなどの圧縮を掛けて事前圧縮を行えば恐ろしいほど高速化になりますので試して下さい。
熾烈なSEO競争を勝ち抜くためのCDN戦術
また話は戻るのですが、そんな厳しいモバイルファースト時代で他の企業も表示スピードを0.1秒でも早くするための施策をガンガン打ってきますのでこのまま何も施策を打たないサイトは順位が下がり続けるでしょう。
画像のコンテンツサイズの割合は7割以上でかつ数も膨大になるので、その画像群を軽量化と共にCDN化を行うだけで様々な問題を解決します。
WebサーバーがHTTP/1.1である場合に限ってですが画像の数が多いほど遅くなる傾向となり、HTTP/2.0であれば複数のリクエストを同時に処理する事が可能です。
ですが、WebサーバーがHTTP/1.1であっても例えば画像をCDNで配信すると画像の読み込みはHTTP/2.0で配信する事が可能となります。
よって、ページの高速化にダイレクトに繋がりユーザーにもGoogleにも高い評価を得られる事によってSEO競争を勝ち抜く事ができ、この事に気付いた企業・個人が優位に立つのではないでしょうか。
まとめ
とは言ってもまだまだ日本でのCDN認知度は恐ろしく低いです。エンジニアであれば基本的には知っているor使っているんですけどね。
ResizeCDN自体は「0.1秒」ではなく「0.01秒」の世界で戦ってます。サービスで言うResizeCDNも「0.01秒」の世界で戦っておりここまで速度に対する情熱を持っているCDNは珍しいかと思われます。画像特化ならではの集中出来る戦術ですが、人気のサービスになっても「0.01秒」以下にこだわってサービスを提供できる状態を保ちたいと思います。
- 圧縮はもちろん最新画像フォーマットにも対応
ResizeCDNを利用すると圧縮・最新画像フォーマットに自動対応して配信できます。
- 全体対応・特定の箇所のみと柔軟なCDN配信が可能
プッシュ型ならでは柔軟な対応とハイスピード最短1分でCDN化ができます。